筋肉の特徴

「ロコモティブシンドローム」や「サルコぺニア」、また「筋肉貯金」など、年齢と共に、あらためて筋肉の必要性について、耳にする機会も多いと思います。
では、筋肉は一度つければ、何もしなくても大丈夫なのでしょうか?
答えはNOです。
筋肉は何もしないでいると、どんどん衰えていきます。体力温存のために、じっとしておく・・・なんてことしてしまうと、大切な筋力が低下して、むしろ体力を失うことにもなるのです。

筋肉の特徴

筋肉はとても衰えやすい

1驚くべき筋肉の衰えるスピード
寝たきりの時間 能力の低下率
1週間 20%
2週間 36%
3週間 68%
4週間 88%
5週間 96%

寝たきりと能力の低下率(厚生労働省調べ)

筋肉を長時間使わない、例えば1日寝たきりの状態でいると、1日3~5%も筋肉が委縮し、筋力が低下していきます。これを「廃用性筋萎縮」といい、さまざまな心身の機能低下につながります。
骨や筋肉は、日々、体を支えることでその機能を維持していますが、使わなければ、当然、機能も停止していきます。それによって、骨は弱くなり、筋肉もあっという間に衰えて細くなっていくのです。

厚生労働省から出されている「寝たきりと筋力の低下率」を見ても、1ヶ月以上寝たきりだと、普通の生活に戻ることも困難になることが容易にわかると思います。

2しかも、加齢とともに衰えやすい筋力

これまでと同じように生活していても、加齢とともに徐々に衰えていくのが筋力です。
特に55歳頃から、筋肉量は急激に減少していきます。

しかも、年齢を重ねていくと、この筋肉を新たに生み出す力も衰えてしまいます。

筋肉量が減少し、筋力が衰えてくると、さまざまな不調が体に現れます。

  • 最近、疲れやすくなってきた
  • 疲れが取れにくい
  • よく眠れない
  • 体重は増えていないのに、体型が崩れてきた
  • 急激にお腹がでてきた
  • 足や顔がむくみやすくなってきた
  • 肩こりがひどい
  • 腰痛が悩みだ
  • 階段をのぼると息切れがする
  • なんでもないところでつまずく

こういった悩みがでてきたら、既に筋肉痩せの状態になってきている可能性があり、早急な対策が必要です。

3筋肉は生まれ変わる力、蘇生力が高い。

筋肉を増やすためには、筋肉を使うことが何よりも大切です。

使えば、使うほど増えてくれるのが筋肉であり、そして嬉しいことに、生まれ変わる力・蘇生力が高いことも筋肉の特徴です。

たとえば、体の動きを支える三大要素 「骨」、「関節」、「筋肉」の中でも、半分生まれ変わるのにかかる期間は、骨7年、関節117年に対して、筋肉は約48日と圧倒的な速さを誇ります。

生まれ変わる力が高いからこそ、衰えるのも早い。だから、常に意識して筋力を保つことが大切なのです。
筋肉がしっかり備わっていると、体を支える力が強くなり、骨や関節にかかる負担を軽減してくれます。また、筋肉を鍛えることで、骨を丈夫にしてくれます。

POINT! 筋肉は何歳になっても増やすことができる

若い頃に比べると、同じ運動をしても、筋肉となる率は落ちてしまいますが、80歳でも90歳でも、何歳から始めても、必ず筋肉はつけることができます。
ですが、早く始めるのに越したことはありません。
何もしないと、体全体の筋肉の2/3以上を占めている下半身の筋肉量は、20代以降減少し続けます。20代のころより50歳なら約10%、80歳なら約30%、筋肉量が減るといわれています。
筋肉が減ってきてしまうと、当然、動きにも課題がでてしまい、そこを改善するための運動からはじめることになります。体が動く今から、運動習慣をしっかりつけて、いかに筋肉を維持していくか?
今も、将来もイキイキと自分らしくあるために、今、「大人の筋活」をはじめましょう。

このページを見ている方には下記のコンテンツもおすすめです